2011年6月18日 のアーカイブ

古墳の村を訪ねて。


2011.06.17


今度、古墳に関わる仕事をするもんで

勉強と言うか下調べと言うか、兎に角、古墳の村へ出かけてきた。

自分は、古墳などとは縁がなかっただけに

何と言うか、見蕩れてしまった。

誰が眠っているんだろうね。

極々一部の豪族であろうと思うが、大した風習だ。

この豪勢な墓を支える為に、

当時の庶民は随分と今で言う税を徴収されたのだと思う。

いつの世もそうだけど、公平な世の中なんてないよね。


それにしても、だ。

この県には海が無い。

この時代だから流通なんてモノは存在していなかったろうから、

食物はどうしたのだろう。

川だって、水量の乏しい水路が存在しているだけだし……。


オレは無学だから、誰かに聞いてみよう。

そこで、髭を生やした学者風のご老体を探してみたのだが、

残念でした、居ませんでした。

代わりに居たのが、謎の美人女子大生。

何だか近づき難いが、勇気をでして尋ねてみた。


「あのお、なんでこの様な場所に古墳があるのでしょう、

海も無いし川も無い。どうやって生活していたのでしょうか……?」

丁重に聞いてみたら、

「それを、私も考えていたのですよ」だって……。

そう言い残すと、行っちゃった。

何だ推理ドラマのような感じ。


まあまあ、そんな事があったものの勉強に成り、

いい時間を過ごさせてもらった。

また、行く。

このような古墳が群を成して沢山ある。

この階段を登ると墓があった。

不思議なムードの女子大生。

振り返って、何かを確認している。



吉右衛門。



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