ポケモンGO、コミュニケーションディ「ヒトカゲ」の巻


待ちに待った、この日がやってきた。

今日は毎月の定期イベント、コミュニケーションディ。

主役を務めるのは第一世代の御三家、ヒトカゲ(火蜥蜴)。

で、売りはというと捕獲した個体を進化させると強力な技を覚えるほか、

色違いの個体を捕獲して最終型にまで進化させると、

真っ黒なリザードンが誕生するらしい。

時間の方は正午から15時迄で、3時間の勝負となる。


そして私は今、千葉駅から徒歩で10分ほど離れた公園にいる。

先月までは自宅近くの駅附近で参加していたが、

あちらの方は粗方ジムを平らげてしまったのと、

こちらは県庁所在地だけあって遊技人口が断然多いし対象ジムも多いことから、

メジャー感を作り出している。

そんなことで先々週あたりから主戦場をこちらに移すべく出張ってきた。

それだけに未だ日が浅いことで路地裏の小径や獣道は把握できていないが、

附近のジムの位置はおおよそ掴めている。

そんなことで公園の片隅で時間が来るのを持っていると、

近くで時報が鳴って開催と成った。


正午。

待ち受け画面の片隅にあるニアバイを覗くと、

数体のヒトカゲが出現してきた。高まる期待。

最初の10体までに捕獲できるとよいな…

そんな虫のよいことを考えて開始するも、そうは問屋が卸さず。

10体どころか30分が経過しても思惑とは裏腹に捕獲ができたのは通常色ばかり。

こんな筈ではなかった…

わたしのような先行逃げ切りタイプは逆境に弱い。

開催時間6時間のうちの30分が終わっただけになのに、早くも焦燥感に苛まれる。

それに追い打ちをかけるのは周囲のオバちゃんたち。

あちらこちらで色違いが捕獲できたのがわかる。

中には2体目を確保できた方もいて嬉しそう。

いいなあ…

人の幸運を羨むわけではないが、早く捕まえたい。


13時。

相も変わらず色違いを捕獲できずにいる。

ここまで捕獲ができた32体のすべてが通常色で低個体。

これは何とかしなくては…

このままここに居ても埒があきそうにない。

いっそ移動してみるか…

弱気の虫が大合唱をはじめると落ち着きをも失ってくる。

もはやこの場所には何の未練もないから移動するのは厭わないが、

どこに移動したらよいのかわからない。

いつもジムの攻略とレイド(討伐)ばかりをやっていて肝心要のポケソースが把握できていない。

そんな時に脳裏を過ぎったのは先々週のこと。

昨春に閉店した百貨店の周辺でアサナンの色違いを2体捕獲したことだ。

あちらに移動するか…

そう考えてみたものの、そろそろこちらでも出そうな気がするし、

移動したところでその根拠が先々週の偶然だけではあまりに乏しい。

が、それでもそんなもに縋らなけれがやっていられなくなってきた。


14時。

移動してきて30分。何もない。

とらぬ狸で移動直後に捕獲ができることを夢見てきたが、天は冷たい。

こちらにきてもあちらこちらで嬉しそうな顔を見るばかり。

で、なんの進展もない。

困った困った、どうしよう…

わたしはいつも朝のラジオ体操前にポケモン愛好家の方々と集い談笑するのを常としているが、明日のことに思考が及ぶと憂鬱だ。

こんなこととわかっていたら、最寄り駅でこの愛好家たちとやっていればよかった。

積極果敢に隣町に進行してきたのが仇となった。


14時半。

真っ黒なリザードンが欲しい…

でも、もうダメだ…

残り時間が30分を切って、捨て鉢になった14時半。

道端の小石を蹴ってしょげ返っていると隅の自転車置き場で1体のヒトカゲは湧いてきた。

そいつを惰性でタップすると、オっと!。

なんとわたしにも色違いが出たではないか!。


嗚呼、天は我を見捨てず!。


よかった、よかった。

泣いた烏ではないが、モリモリと元気が湧いてきて直ぐに、2体目も捕獲。

最後の最後で幸運に恵まれる。

そしてその2体を真っ黒なリザードンに進化させ、一件落着。

終わって見れば、とても楽しかったコミュニケーションディであった。


追伸

ポケ活を終え駅に向かう帰り道、二人のお嬢さんが歌の準備をしていた。

このようなのを路上ライブとでも言うのであろうか。

興味深く見ていたが気の毒なことに、立ち止まる人がチラホラとしかいない。

こうなると枯れ木も山の賑わいではないが、

わたしも人数の端っこにいなければ、と、立ち去り辛くなってきた。

これから唄います。皆さんは好きな人を想って聴いてください。

ん…?。好きな人…。誰だろう…

ちょっと考えてしまったが、とりあえず婆さんと言うことにしておこうか。

そんなこと思っていると、ライブが始まった。

ひとりがギターを弾き、ひとりがキーボードを奏でながら歌っている。

ツインボーカルとでも言うのかな…

こういうのも、新鮮でいいなあ…

そして歌が終わり真っ先に拍手をしたら、とても喜んでくれた。

で、自主制作をしたと思われるCDの即売会が始まった。

爺さんに売ってください…

そう言いながら野口英世を一枚差し出すと釣銭を出そうとする。

あっ、それはよいから茶でも飲んでください。

そう言って、未来のあるお二人と握手をさせてもらい、二度目の一件落着。

好きな人と思われる人が待つ、家路を急ぐ。


お終い。


平成30年6月5日

吉右衛門拝


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

だらだらと長文を書いてしまったので校正をしたつもりですが、時間の関係で一度しかできておりません。

誤字脱字、文脈の乱れは寛大にご処理くださいまようお願いします。
















コメント / トラックバック8件

  • melonpan:

    素晴らしい冒険記!!!
    とっても楽しく、わくわくウキウキと読ませていただきました。

    この、濃いチャコールグレーと
    羽の内側のワインレッドのコントラストが
    なんともクールですよねぇ。
    私のような「怪獣 初期世代」は、
    リザードンは憧れのポケモンなんです。
    それの色違い!よくぞ黒を出してくれた!という想いです。

    そして冒険の後は、
    ほっこりとした路上ライブのお話。
    好きな人のくだりは、思わず笑みが溢れてしまいました。
    こんな風にCDを買ってもらえたら、
    そのお嬢さん達は嬉しかっただろうなあ・・・・

  • naunau:

    吉右衛門様のポケモン日記はいつ見ても面白いです!
    だんだんと焦りが見えてくる様子に
    読んでるこちらまでハラハラしてしまいました。

    「14時半。
    真っ黒なリザードンが欲しい…」

    ここの切なさに涙が出そうになりました(涙)
    捕獲することが出来て、本当に良かったですね!!

    路上ライブも素敵ですね!
    拍手をもらった彼女たちの笑顔を想像すると
    こちらも笑顔になります(^^)

  • ニコタマゴロウ:

    追伸にワクワクしました!
    ミュージシャンのお二人も嬉しかったでしょうね。

  • 吉右衛門:

    メロンパンさま

    コメントありがとうございました。
    黒はとても良い色合いでカッコいいですよね。
    先週日曜の早朝には赤紫のカイオーガも捕獲しました。

  • 吉右衛門:

    ざわざわさま

    わたしがスロットマシーンを回していたのは平成の始めの頃で、センチュリー21とコンチネンタルを打っていました。

  • 吉右衛門:

    ニコタマゴロウさま

    彼女たちが頑張っているのは、(首都圏ライブ)というやつで、いつか江東ティアラホールでのコンサートなども夢見ているのかと思います。
    コメントをありがとうございます。

  • 白鳥ダンク:

    とても充実した一日ですね!
    路上ライブで唄っていた彼女達は
    きっと吉右衛門様のことをずっと忘れないでしょうね。
    自分が学生時代、自分のイラストを買って下さった人を
    なんとなくではありますが、私はずっと覚えてます。

  • Teresa:

    吉右衛門さまに影響されて、私も昨日からボールを投げる日々が始まりました!
    いつも車中でボールのコントロールのことをゲラゲラ笑っていた私も、
    いよいよ笑えなくなってまいりました…。
    エクセレントやグレイト以前に、まずボールがまったくポケモンに当たらない…。
    こんな私は色違いが出ても逃げられて終わりそうです。泣

    吉右衛門さまの日常が見えるようなほっこりしたブログでした(^○^)

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