2018年6月5日 のアーカイブ

ポケモンGO、コミュニケーションディ「ヒトカゲ」の巻


待ちに待った、この日がやってきた。

今日は毎月の定期イベント、コミュニケーションディ。

主役を務めるのは第一世代の御三家、ヒトカゲ(火蜥蜴)。

で、売りはというと捕獲した個体を進化させると強力な技を覚えるほか、

色違いの個体を捕獲して最終型にまで進化させると、

真っ黒なリザードンが誕生するらしい。

時間の方は正午から15時迄で、3時間の勝負となる。


そして私は今、千葉駅から徒歩で10分ほど離れた公園にいる。

先月までは自宅近くの駅附近で参加していたが、

あちらの方は粗方ジムを平らげてしまったのと、

こちらは県庁所在地だけあって遊技人口が断然多いし対象ジムも多いことから、

メジャー感を作り出している。

そんなことで先々週あたりから主戦場をこちらに移すべく出張ってきた。

それだけに未だ日が浅いことで路地裏の小径や獣道は把握できていないが、

附近のジムの位置はおおよそ掴めている。

そんなことで公園の片隅で時間が来るのを持っていると、

近くで時報が鳴って開催と成った。


正午。

待ち受け画面の片隅にあるニアバイを覗くと、

数体のヒトカゲが出現してきた。高まる期待。

最初の10体までに捕獲できるとよいな…

そんな虫のよいことを考えて開始するも、そうは問屋が卸さず。

10体どころか30分が経過しても思惑とは裏腹に捕獲ができたのは通常色ばかり。

こんな筈ではなかった…

わたしのような先行逃げ切りタイプは逆境に弱い。

開催時間6時間のうちの30分が終わっただけになのに、早くも焦燥感に苛まれる。

それに追い打ちをかけるのは周囲のオバちゃんたち。

あちらこちらで色違いが捕獲できたのがわかる。

中には2体目を確保できた方もいて嬉しそう。

いいなあ…

人の幸運を羨むわけではないが、早く捕まえたい。


13時。

相も変わらず色違いを捕獲できずにいる。

ここまで捕獲ができた32体のすべてが通常色で低個体。

これは何とかしなくては…

このままここに居ても埒があきそうにない。

いっそ移動してみるか…

弱気の虫が大合唱をはじめると落ち着きをも失ってくる。

もはやこの場所には何の未練もないから移動するのは厭わないが、

どこに移動したらよいのかわからない。

いつもジムの攻略とレイド(討伐)ばかりをやっていて肝心要のポケソースが把握できていない。

そんな時に脳裏を過ぎったのは先々週のこと。

昨春に閉店した百貨店の周辺でアサナンの色違いを2体捕獲したことだ。

あちらに移動するか…

そう考えてみたものの、そろそろこちらでも出そうな気がするし、

移動したところでその根拠が先々週の偶然だけではあまりに乏しい。

が、それでもそんなもに縋らなけれがやっていられなくなってきた。


14時。

移動してきて30分。何もない。

とらぬ狸で移動直後に捕獲ができることを夢見てきたが、天は冷たい。

こちらにきてもあちらこちらで嬉しそうな顔を見るばかり。

で、なんの進展もない。

困った困った、どうしよう…

わたしはいつも朝のラジオ体操前にポケモン愛好家の方々と集い談笑するのを常としているが、明日のことに思考が及ぶと憂鬱だ。

こんなこととわかっていたら、最寄り駅でこの愛好家たちとやっていればよかった。

積極果敢に隣町に進行してきたのが仇となった。


14時半。

真っ黒なリザードンが欲しい…

でも、もうダメだ…

残り時間が30分を切って、捨て鉢になった14時半。

道端の小石を蹴ってしょげ返っていると隅の自転車置き場で1体のヒトカゲは湧いてきた。

そいつを惰性でタップすると、オっと!。

なんとわたしにも色違いが出たではないか!。


嗚呼、天は我を見捨てず!。


よかった、よかった。

泣いた烏ではないが、モリモリと元気が湧いてきて直ぐに、2体目も捕獲。

最後の最後で幸運に恵まれる。

そしてその2体を真っ黒なリザードンに進化させ、一件落着。

終わって見れば、とても楽しかったコミュニケーションディであった。


追伸

ポケ活を終え駅に向かう帰り道、二人のお嬢さんが歌の準備をしていた。

このようなのを路上ライブとでも言うのであろうか。

興味深く見ていたが気の毒なことに、立ち止まる人がチラホラとしかいない。

こうなると枯れ木も山の賑わいではないが、

わたしも人数の端っこにいなければ、と、立ち去り辛くなってきた。

これから唄います。皆さんは好きな人を想って聴いてください。

ん…?。好きな人…。誰だろう…

ちょっと考えてしまったが、とりあえず婆さんと言うことにしておこうか。

そんなこと思っていると、ライブが始まった。

ひとりがギターを弾き、ひとりがキーボードを奏でながら歌っている。

ツインボーカルとでも言うのかな…

こういうのも、新鮮でいいなあ…

そして歌が終わり真っ先に拍手をしたら、とても喜んでくれた。

で、自主制作をしたと思われるCDの即売会が始まった。

爺さんに売ってください…

そう言いながら野口英世を一枚差し出すと釣銭を出そうとする。

あっ、それはよいから茶でも飲んでください。

そう言って、未来のあるお二人と握手をさせてもらい、二度目の一件落着。

好きな人と思われる人が待つ、家路を急ぐ。


お終い。


平成30年6月5日

吉右衛門拝


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

だらだらと長文を書いてしまったので校正をしたつもりですが、時間の関係で一度しかできておりません。

誤字脱字、文脈の乱れは寛大にご処理くださいまようお願いします。
















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