2016年2月7日 のアーカイブ

「飛行機のこと」の巻。


あれは、わたしが今年の初出勤をした日のことであった。

飛行機雲が営業の同行依頼をしてくれた。

年末から堪え難い孤独感に苛まれていただけに、それはとても嬉しいことだった。

わたしの営業はプレーヤーとしてのものではない。マネージャーとしてのものだ。それだけにプレーヤーから同行を申し込まれることが嬉しくてたまらない。

さて、そのマネージャーの営業であるが、自分が目をつけた処に行く場合とスタッフに請われて行く場合とに分かれる。

前者の場合はシミュレーションがし易く、シナリオもすらすらと書ける。それだけに成功率も高いが、反して後者は難しい。余程念入りに組み立てていかないと上手くいかない。今回は後者であるだけに難しさもあるが、それでも飛行機雲の好意に応えるべく入念に作っていった。

さて、当日。

袖から勇んで出ていくも、不安が生じて仕切り直す。

そして息を整え直して出ていったわけだが、わたしの場合、ここからマイクの前に立ち最初のひと言を発するまでが勝負で、これが滑るとなかなか立ち直すことができない。それゆえ、この瞬間に勝敗の八割が決まってしまう。

この日は幸い、お客さんがよかったこともあってか上手く終えことができた。初回の営業としては及第点だったと思う。

わたしのあがりもよかったが、なによりも飛行機雲がよく補佐してくれた。たえず笑みを浮かべて和ませてくれたし、きびきびと動いてくれもした。


震災の直後。

わたしは飛行機雲に会うべく、彼女の最寄り駅へ出向いた。

そして無理を云って彼女を、ご両親からお預かりしてきた。

大きな責任を背負ったわたしは、こと有るごとに声を掛けてきた。

あれから五年。

ずいぶんと成長してくれたものだと思う。

長く仕事をしていて思うが、仕事なんてよいこともあれば辛いこともある。均して考えると概して辛いことの方が多い。

昨年は幾度となく彼女を叱ったが、腐らずに耐え忍んでくれた。

それが今年の好結果となって開花してきた。

そして昨年の暮れからというもの、わたしの方が彼女に何度も気を遣わせてしまった。

今こうしてブログを書いていると、いろいろなことが蘇ってくる。

前述した震災の直後の出会い。

初めて銀座の焼き鳥屋へ行ったこと。

真夏に営業廻りをしたこと。

一昨年の暮れ、人形町のメシ屋で誕生日を祝ったこと。

昨年、中央高速道の帰路に付き合ってもらったこと。等々。

来週は新規取引先への現場納めと二度目の新規営業が控えている。

飛行機雲の足を引っ張らないように頑張る。

いつもありがとう。


お仕舞い。


2016年02月06日。


吉右衛門。


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