2015年1月8日 のアーカイブ

「孫娘とガチャガチャ」の巻。


正月、孫娘と近所のゲームセンターへ出掛けた。

ガチャガチャをやるためだ。

私は彼女とふたりきりで出掛けるのは三度目で、

未だ、乗り物には乗ったことはない。

それに彼女もオートンは乗ってことがないようだ。

それならと、自宅までオートンに来てもらった。

近所のモールまでの僅か五百m程度を乗せてもらうだけだから、

運転手さんにはとても悪い気がしたが、仕方がない。

彼女の小さな手を引いてオートンに乗ると、

彼女の緊張が私の無骨な手にも伝わってきた。

いつも彼女と二人でいると思うのだが、

この小さな命を守らなければならないと、

強い強迫観念に駆られるのは、何故だろう。


ゲームセンターへ着いて、ガチャガチャを始めた。

彼女は力がないのでレバーを廻しきることが出来ない。

しかし、助太刀を必要とするのはそこだけで、

あとは好きな景品を選んで始めている。

そして景品が出るたびに、笑顔で話しかけてくる。

私は幼児語を理解するには修行が足りていないから、

悲しいことに、何を言っているのか半分位しかわからない。

それでも何となく通じ合えるのは、血がなせる業だろうか


家を出る時、家内が持たせてくれた、

景品を入れる袋がいっぱいになった。

これだけやると、さすがに飽きてきたのだろう。

今度は、橙色の猫が欲しいという。

これはクレーンキャッチーにある景品だ。

幼児には到底出来ないので、私が挑むしかない。

しかし、恥ずかしながら私はこの手のゲームには縁が無い。

六十年の人生で、やったことは数回きりだ。

案の定、初めてみたがかすりもしなかった。

お店の方からレッスンを受けてみたが、だめ。

不器用だし、センスが無いし、頭が悪いからどうにもならない。

こんなことなら若い時から、この日に備えておればよかった。

後悔してもはじまらない。

泣きそうになって途方に暮れていたら、店員さんが、

「よろしければ、差し上げます」

そう言ってくれるのを横目で期待したが、言わない。

あまりの下手さに呆れて、向こうへ行ってしまった。

「ココちゃん。ごめんね」

「うん…。また、こんどね」

彼女に慰められて誓った。

今年の目標を、クレーンキャッチーの上達にしようと。


お仕舞い。


追伸。

今年も大した記事は書けませんが、よろしくお願いします。


2015年01月08日(木)

風邪で仕事を休んでいる昼。自宅にて。

吉右衛門


オマケ、

この時の写真。

上から、

孫娘、

このスタイルで出掛けた。

何とか取ってやりたかった、橙色の猫。




※時間の関係で下書きのままでの更新となっております。

誤字脱字、またブラウザーの違いによる不自然な改行等に関しまて

も寛大にご処理くださいませ。


カレンダー
2015年1月
« 12月   2月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
アーカイブ