ひこうき雲のシネマメモ(^9^)前半


ひこぼんは映画も好きですが、本も好きです。


最近読んでいるのは図書館で働いている妹に

お勧めされた(読まされている)

上橋菜穂子さんのファンタジー

通称「守り人シリーズ」と呼ばれているものです。


児童文学なのですが、その細やかな設定と物語、

各国の政治状勢など、児童向けとは思えない完成度です。

それもそのはずで、上橋菜穂子さんは

ファンタジーを書くために文化人類学を学び

大学教授をされている作家なんです!す、すげ〜。


話はずれますが文化人類学って興味あります・・。

頭がよければお勉強してみたいものです・・。


この方は2014年国際アンデルセン作家賞を受賞されました。

日本では20年ぶりである、素晴らしい賞なのだそうです。


ファンタジー繋がりで、今回メモしたいのは

J・R・R・トールキン原作の指輪物語です。


映画のタイトルは「ロード・オブ・ザ・リング」。


直訳すると、指輪の主ですね。

あらすじはタイトルどおり・・です。


ファンタジーといえば

何を想像するかは人それぞれですが

なにかを探しにゆく冒険、

だれかを助け出す旅などという

いわゆる“希望”のイメージが強いのではないかな、と思います。


様々な種族に、武器や魔法

幻想的な雰囲気はもちろんなのですが

指輪物語の大きな特徴は

「危険な指輪を“捨て”にゆく旅」 というところです。


となると・・まあまず、暗いんですよ。(笑)


指輪には人を魅了させる不思議な力があります。

手にしたものはみな

取り憑かれるようにして指輪に狂っていく。


持ち主を転々とする指輪ですが元々の持ち主は、

誰もが恐れるダークサイド側の王なのです。


傷も破壊も出来ない指輪を始末する唯一の方法は、

指輪が生み出された滅びの山の溶鉱炉に投げ入れる事。


その苦難の旅に駆り出されてしまったのが、

平穏な暮らしを好む、ホビットとよばれる小人族の主人公です。

冒険を好まない彼らがなぜ、そんな旅に出る事になったのか。


頼もしい旅の仲間を携えて物語は進みますが、

やがて指輪の力に欲望があいまみれ、

仲間割れや思わぬ悪の手が襲いかかってしまいます・・・。

それでも捨てなければならない指輪を持って、

主人公はズタボロになりながら恐ろしい山へと向かう・・・。



・・・・後編は、またあしたです。



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