2012年1月29日 のアーカイブ

吉右衛門の闘病日誌、リハビリの日々、の巻。


2012年01月20日、


今日は手術を受けてちょうど三ヶ月目の日。

定期検査検診とリハビリの為、東京大学医学部附属病院へと向かう。


午前9時、

病院へ到着して直ぐに手続。

その後、X線、心電図、血液の順で検査を受け待合いに腰をかけ、

診察を待つ。

今日も多くの患者さんが来て、待合いは大賑わい。

ココではボランティアの方が数名、案内係を努めていて、

フロアの案内やら書類の書き方の指導し、

世話を焼いてくれているのだが、何せ患者の方が多いから大変だ。

それにも拘らず、

中には案内とは関係のない話を延々をしている年配者もいる。

これは想像だけど、ご家族と離れて過ごされているので

キッと誰かに話を聴いてもらいたいのだろう。

それをキチンと受け留めている姿には感心させられた。


それとだ。

もしここに昔のガッコ時代の旧友が居たら、

オレの事を気付いてくれるのだろうか?。

こちらが気付いて「オイ、田中っ!」と、声をかけても、

「貴男、誰ですか……?」と言われてしまいそう。

学校出てから既に40年、この変わり果てた姿を見て、

オレだと気付く奴はいまい。

オレだけではない。これが彼女とも成ると、

ウチの婆さんを見る限り面影すらないだろう。

今更乍ら思うけど、

彼女等は今、何処で何をしているのだろう。

恐いものみたさではないけれど、

ちょっとだけでも覗けるものなら覗いてみたい。

こんな事を想い含み笑いをしていたら、

「吉右衛門さーん、お入りください」と、呼んでもらえた。


10時半、

問診が始まった。

先「どうですか、お変わりないですか……?」。

吉「まだ、長く生活すると疲れるのですが、前回(11月上旬)より大分向上してきました」

先「検査結果も悪い方にはいってないようですから、もう暫く大事にしていてください。他に何かありますか?」

吉「あのお実は、最近釣り場の看板を作って販売しているのですが、前回は、駄目、と言われた釣りを始めてもいいですかっ?。日溜まりの釣り堀で4、5時間程度でいいですから…」。

先「まあ、いいでしょう。そのかわり水分の補給は充分に、呉々も脱水には気をつけてください」

やった!。釣りが出来る。


11時10分、

検査を終え、今度はリハビリ。

こちらの方は始めてから2ヶ月になる。

現在正月休みを除外すると2週間で3回程度通っている。

ではリハビリで、何をやっているのか。

先ずは回復不足者仕様に付加が低く設定された、自転車を40分こぐ。

それが終わると続いてゴムを使った筋力トーレーニング。

これは手足合わせて6種目を各々15回、

更に足頚の伸縮とスクワットを各々20回。

これがキツい。

キツいのなんのって15回目を越えた辺りから、泣きがはいる。

こんなにキツく辛いメニューも続けていれば、

いつか克服出来る時はくるのであろうか。

コーチ曰く。

筋肉を兵隊に例えて、今、働いているのは

1000人いる兵隊のうち100人しかいません。

だから寝ている残り900人を起こし尚かつ、

ひとり一人を強く鍛えれば出来ます。

分かり易く言ってもらえた。

この彼はスポーツマンだし思いやりもあるし、すごい好青年。

そうだ、いつかオレが仲立ちしてペンキ屋に紹介してやろう……。


12時40分、

病院を後にして食事に向かう。

オレはどんな苦境に立たされても食欲が衰えた事は無い。

それは肉体的にも精神的にもだ。

今日は湯島へ担々麺を食べに行くつもりで、

とぼとぼと向かっていると、

道中、俄にトンカツが食べたく成ってきた。

そしてその思いが強く成り、

食べたくて食べたくて堪らなく成ってくると、

頭のなかで担々麺とトンカツとの壮絶なる戦いが始まった。

結果はと言うと、

何の為に自転車をこいで筋力トーレーニングやっていたのかっ!、

との天の声を聞いて初心貫徹、担々麺が勝った。


己の僅かな良心の存在に満足しながら店に着くと、衝撃のコメント。

店員不足の為、不定営業となっています。だって。

http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13042564/

あの名店がねえ。

以外な事態に陥り乍らも、思った。

これで堂々とトンカツが食える、と。

http://gourmet.walkerplus.com/……461011127/


お仕舞い。


2012年01月29日、


吉右衛門。


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