2011年10月19日 のアーカイブ

吉右衛門の闘病日誌、二日目の巻。


病院の消灯時間は21時。

昨夜は新参者であるが故に、これを忠実に守ったものだから、

午前3時に目が覚めてしまった。

さあ、困った。

今日はカテーテル結果だと言うのに寝不足ではマズイ。

そこでiPodに入れてある中森明菜を子守唄にして頑張ったみたが。

その甲斐なく、夜明けを迎えてしまった。


6時、

「眠れましたか?」、夜勤の看護師さん登場。

まさか、眠れませんでした、

と言うのもなんだから「ハイ!」とだけ応えておいた。

「8時半に、迎えにきますから、

手術着とT字帯だけで、待っていてください。

こう言い残すと脈と血圧を測って行ってしまわれた。

それから新聞を買いに行ったり、

漫画を読んだりで過ごしていると女房と娘がやってきて、

俄然、賑やかに成る。

さて、そろそろ時間。

ココでT字帯を着ける段に成って思い出した。

そうだ、そうだった。昨日若い看護師さんに剃られたのだ。

それにしてもその最中、本能的な反応が何もなかった。

と言う事はご愁傷様だが、

アチラの方は枯れてしまったのかもしれない。


9時、

車椅子に乗って手術室に到着。

待ち構えてくれていた5名の先生方に何度も何度も姓名確認をされ、

カテーテル検査開始。

自分の位置からはモニタは見えなかったが、大凡50分で終了。

さて結果であるが、残念でした。

矢張り、昨日の女医さん予言通り異常が見つかり、

手術は回避出来なくなった。


10時、

部屋に戻ると右手に添え木、

左手には点滴の針を通され身動きが封じられた。

近々、美冬とスミレが見舞いに来てくれる、

と言うので院内の床屋で、

山賊のようになっている頭を整えたかったのだが、

これは断念と成ってしまった。


12時、

昼食。 自力で箸が持てないので女房に助けてもらったのだが、

食べさせ方が、何故か上手い。

そうだ、

ウチには小さな子どもが3人(犬)も居るので彼女は慣れているのだ。

それにしても60を前にして、このザマ。

隣で娘が笑ってた。


13時、

家族が食事に出掛けたので、

松方弘樹主演の「実録大阪電撃作戦」を鑑賞して過ごす。

何だか力が湧いてきて、面白かった。


突然であるが、段々、手が痛く成ってきたので、もうヤメる。

そうそう、手術日は木曜日と成った。


お仕舞い。


2011年10月18日。

吉右衛門。


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