2012年8月 のアーカイブ

夏だより


蝉が鳴く季節になりました。
一年が始まり、ひと段落つく時期ですね。


どこを歩いても暑い暑い・・

洗濯物がよく乾いて、自転車で出かけるのも楽しい晴れ間ですが、

腕が焼けちゃいました。


そんな夏の始まりに。
新たなステップに踏み切りました。
新しいことを始めるのに気合の入る夏・・・・


普段からやる気の見えづらい?私ですが、
先輩がお忙しいなか、何ひとつやるべき事が

分からず聞き回る事態。


案内を封筒に入れるところから、

営業先へ同封するお手紙まで、初めてする作業でした。


背伸びをしようとしたって、

所詮出来ることは限られているのだと分かってはいても。

前日はやはり緊張のなか、うとうと眠りにつきました。


洋服はどんなのが良いのか。
どうやって、飛び込み先を探すのか。
住所は?何をしてる会社?どんな風に喋るんだ?

失礼の無いようにするにはどうしたらいいんだろう・・・?


ハテナだらけで吉右衛門様の後ろを引っ付いていくのに、必死でした。

(ごめんなさい。地図が苦手で、暑い中ご迷惑おかけしました)


メモをとり、どのように喋るのかじっ…と見るように学び、

どんな人がいるのか観察し・・・

全身全霊で汗をかきながら歩き回り、仕事をする。


自分のことで精一杯でしたが、

『ああ、こんな風にご家族を守ってこられたのだろうな』と、ふと思いました。

私の父が家族を持ったのも、去年の自分くらいの年頃。

新社会人でアタフタ駆け回っていた自分と比べ、

守るものがあり、背負うものが違ったこと。
私はそれを悪いこととは思いませんが、

それならば対等になるくらいの誠意や気合や、

懸命になることに努力をしなければいけないと思うのです。


新しいことはいつでも、不安でいっぱいです。


けれど、周りは味方でいっぱいなこと。

力になりたいと、形の無いものを創り出すことを
きちんと自分のなかで忘れない様にすれば、
対話が出来るようになるのではないか、と思いました。



なんて、日が経った今だからこそ、思えるのですが。


終わった直後は・・・もう・・・
灰・・・
ヨーグルンが・・・頭にしみました・・(笑)



私が働く意味が実るように、
また一歩一歩、進めたらいいなと思います。



追伸。


どうしても、この場を借りて伝えたいことがあったので、聞いてください。




・・・・・・・前回ブログで明かした黒猫・妹ですが。



・・・オスでした。(笑)




ちゃん、ちゃん。


吉右衛門の営業日誌、ひこうき雲デビュー戦、の巻。


2012.07.24、


「オマエ、手書きで書いてきたのか?」

「昨日休みだったので、家で書いてきました」

「……」

いつも部下には飛込む訪問先への営業ツールとして、

手紙を書かせている。

このこと自体は大したことではないが、

10枚を書くともなれば大変な作業だ。

特に最近はメール文化勃興の反動で手紙は廃れつつある。

それにつれ文字を書くという行為も疎くなってきた。

きっと彼女は、スミレに指導された文章の一文字一文字を

丹精込めて書いてきたのではないか。

ざっと10枚程度を書いてきたようだから、

NGを含めると30枚くらい書いたのではなかろうか。

オレはこのようなことを、当たり前とは思わない。

何よりも大切な誠意だと思う。

──ご苦労さま。

今日に望む彼女の意気込みが垣間みえ、オレの胸を突き刺した。


突き刺された、オレは思った。

この行為を無駄にしないように、頑張ろうと。


ひこうき雲、

彼女との出会いは、昨年一月に遡る。

求人広告であった。

幾多の応募者の中に、新卒の彼女はいた。

素敵な笑顔と礼儀正しさ、ひと際光ってみえた。

本来であれば採用であったが、

要項である、要運転免許を満たしていなかった為、

選考結果は残念な結果に終わった。

忸怩たる思いではあるが、部下が出した結論を厳粛に受け止めた。

それを知らせるのが辛かった。

その役目をする、己の肩書きを恨んだ。

そこで本来、書面で通知するものを、

せめてもと思い、受話器を取った。

結論を伝えると、

「合宿に行って直ぐに資格を取得してくるので…」

と追い縋ってきた。

それでも断わると、彼女の落胆ぶりが、ヒシと伝わってきた。

電話をしたのが、凶とでた。

期待に持たせて、罪なことをしたと思ったし、

後ろめたさにも苛まれた。

然し反面、こうも思った。

──オレの作った、取るに足りない会社に、そこまで入りたいのか。

ちょっとだけ嬉しさも感じた。

いつか機会を作ってが、もう一度会いたいと思った。

それから数日後、予期せぬ事態に会社は吞み込まれた。

あの震災だ。

震災から半月、瞬く間に仕事は消えた。

──どうしよう。

途方に暮れた。

それでも何とかしなければならない。

四の五の考えるより、人材を投入して逆療法に挑もうと思った。

そして、直ぐに思った。投入する人材は、彼女にしようと。

メールをしたら、直ぐに反応があった。

彼女の最寄り駅まで出向き非礼を詫び、口説いた。

ムシのいい誠意ではあるが、思いの丈を伝えた。

彼女は内定が決まっていて、まさに初出勤する直前であったのを、

ひっくり返した。

間一髪、危ない所であった。

今更だが、期待に応えられて嬉しかった。

然し、途轍もない大きな責任を背負ってしまったことにも、

気づかされた。

後日、あの時、社長に会わなければよかった、

と思われないようにしようと思った。

そう感じたら、何やら背中が重くなった。


閑話休題、

彼女も二年目に突入し、固定客廻りからの脱皮させようと考えた。

営業の王道である、「飛込み営業」をやらせようと思った。

そこで過日、部屋の呼んで打診すると、頑張るという。

やってみせようと思った。


やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、

ほめてやらねば、人は動かじ。


これは連合艦隊司令長官、山本五十六元帥の言葉であるが、

自分はこの言葉を管理職として、座右の銘にしてきている。

勤めの時、会議の席で夢想とも言える営業論を展開する上司に

やってみせてくれ、と言ったことがある。

上司は黙った。

そうなのだ。

出来もしない事をペラペラと喋るヤツは嫌いなのだ。

以来、部下の前では必ずを恥を忍んでだが、やってみせている。


14時、

時間がきた。

炎天下のなか、いざ出陣。

「やってみせるから、オマエは喋らなくてもいい。

但し、挨拶とお辞儀の仕方だけ練習をしておけ」

そう言って勝手に歩く、オレ。

そんなオレに合わせるべく、小走りで付き添ってくる。

それも、これから行く先の資料を懸命に説明しながらだ。

なんという、初々しさだ。

エレベーターの下では汗が吹き出しているオレを、

一生懸命に仰ぐ。


(今回のブログは長くなりそうで、ごめんなさい)


あの日の経過は下位の通りだ。


A社、担当者不在、ご担当のお名前を訊く。

B社、上に同じ。

C社、受付嬢に、営業資料を渡す。

D社、セールスお断りとあったが構わず突入して営業。


ここでくたびれたので、

彼女に受け持たせている得意先に向かう。

先様の小旅行に参加させてもらった謝礼に行ったのだが、

彼女の可愛がられぶりには驚いた。

「いっぱい呑ませちゃって、大丈夫だった」

「ごねんね」

いろいろ言ってもらえて、頭まで撫でられている。

コイツはこんなにも可愛がられ、愛されているのだ。


「オマエ、随分と可愛がられてるみたいだな!」

「そんなこと、ないです…」

「照れるなよ。オレは嬉しかったぞ」


気をよくして、最後のE社にも向かったのだが、

この辺りは、昔、よく飛込み営業をしてところだ。

それがいつ頃かと言えば、1982年の頃だ。

以来30年が経っても、オレはまだ、これをしている。

なんで炎天下でこんなことをしているのか、

この問いには明確な答えを持っている。

好きだからだ。


こんな思いに耽っていたら、E社に到着。

結果はと言うと敢えなく、門前払いを喰らってしまった。


帰路のこと、

乾坤一擲を五発もやると、口も利きたくない。

無言になり、ひたすらにDOUTORlapis lazuli店を目指す。

そして目的地に着くなり、

ヨーグルンのザクロ味を飲んで、一件落着。

初日を終える。

面白く刺激的な一日であったが、疲れた。

頑張り過ぎた。


お仕舞い。


弐阡壱拾弐年柒月弐拾弐日、

吉右衛門。


時間切れで校正をしていません。

週末にするつもりですので、

誤字脱字には寛大な処理をお願いします。


写真キャプション、

上、

営業帰り、初々しさが残る、ひこうき雲。

激写を呼んで撮ってもらった。

中、

ほろ酔い加減の、ひこうき雲。

居酒屋、蛍にて。

下、

飛込み営業の褒美のピーチパフェを食べる、ひこうき雲。

千疋屋にて。

付録、

ひこうき雲が敬愛する、恩田スミレ。

初々しさなど微塵も無い。



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