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第三二回釣行 2008年10月29日(水)
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これまでの釣行記(へら鮒釣り) 2008年

晴天。
水温20度 水位 満水 澄み。
三島湖 ともゑ桟橋 岸向き。
ともゑ釣舟店。

※桟橋で新べらと遊ぶ。
 ~快晴の桟橋から見た満水の風景は絶景だった。~


米は新米。蕎麦も新蕎麦。そして三島湖にも新べらがやって来た。
残り10枚に迫った今期1,000枚は、「豚小屋で地べら」との思いが強く、釣行は、放流前の24日を予定していたのだが、生憎の雨。仕方がないので、26日の放流後は、魚の落ち着く11月半ば迄、釣行は控えるつもりだった。控えるつもりだったのだ。それが、毎度勉強させていただいている大名人のホームページを拝見すると、放流べら釣りの模様を事細かに語ってくれていた。「行きたいな・・・」読み終えた瞬間に、条件反射的に血が騒ぎ出して、頭の中の天秤がグラリと傾いた。傾いた瞬間「豚小屋の地べら」は雲消霧散。なんともはや・・・・・。

前夜、就寝前に大名人のホームページに「明日も恥をかきに行ってきます。」と、カキコミをさせていただいたら、返信を頂戴してあって、夜中からルンルン気分。そんな躁状態で千葉の自宅を出発したのは四時十分。車中、吉幾三の雪国を聞き乍ら、ひとり、ひそかに、今日一日を思案する。
────きょうは何処に入ろうか。無論豚小屋に入りたい。しかし、例会が有る。しかも、昨年暮れの放流で、たまたま隣り合わせて新べら釣りを教えてくれた方の所属している会だ。桟橋の先端の舟に荷を乗せて、「権利取り」を敢行しても良いのだが、オレは独立愚連隊だから、仲間同士が楽しく肩を並べている間に、割って入る様な無粋なマネはしたくない。これは、自分が昔から一途に守って来たスタンスだ。では、カッコつけたは良いが、何処に入れば良いのだ。三ツ沢に行く?。未だ入釣した亊が無い鳥小屋?。はたまた、ダムサイド迄漕いで行く?。行って売り切れだったら悲惨だぞ。────
と、まぁ他愛も無い事を考えて結論も出ないまま、ともゑさん到着。開口一番奥さんが「一昨日来れば良かったのに、とみんなで云ってたのよ。」だって。お心遣いありがとうございます。今度はオーナーさんと若旦那が、「何処に入るの?」「考えてませんけど、鳥小屋にでも行ってみようかと・・・・。」「桟橋にしなよ。一昨日200枚出たよ。」「では、そーします。」「それからね。連れの、釣りが初めての若い女の子も91枚釣ったよ。」「・・・・・。」この最後の一言に、ちょっと重圧を感じ乍ら店を出る。

お店を出て満水を知る。緩やかに成った渡り桟橋を降りて、先ずは出舟準備をしている昨年お世話に成った方に挨拶。そして道具を入釣場所で有る小屋の手前岸向きに置く。
湖面は、穏やかだが、生き物の気配無し。果たして、ここに魚は居るのだろうか。────昨夜、大名人の掲示板に、「恥をかきに・・・」 と書き込んだのは、未経験の、お嬢さんの釣果を大きく下回る亊ではないだろうか。もしかしたら、オレには予知能力が有るのか。────こんな亊を、ひとり、心の中で、ぶつくさほざきながら準備にいそしむ。
六時二十五分、準備が出来た。さぁ、張り切って第一投、と思いきや、目の前に魚をくわえた鵜が現れた。その姿が妙に勝ち誇った様に見えたのは被害妄想か。鵜の出現に愕然としつつも、気をとり直して第一投。今日の仕掛は、竿が14尺。仕掛けは天々。浮子は、本体130ミリ+PCムクトップ245ミリの全長450ミリ。鉤素、300ミリ+600ミリ。餌はバラケがベーシック×2+ミッド×2+水×1.2+グルダンゴ×1。喰わせは、アルファ21×1+新べらグルテン×1+水2。鉤素の長さと喰わせは大名人のホームページから学んで来たもの。

ここの岸向きに竿を入れるのは初めてだ。桟橋経験は昨年が5回で今年は2回。最近は、生意気に舟の方が良く成ってきて、ご無沙汰気味。
打込み15分で浮子が動いた。生き物が居た。これには安堵。そして落ち込みの餌落ち目盛り上のムズムズで釣れた。推定7寸。バタバタと15分間で10枚。さっき始めたばかりなのに、もう10枚。時間は七時。そして、これが通算の今期1.000枚目。肩の荷が下りた開放感に、今日の大台の予感が入り交じる。ここで欲が出て、魚は上と判断して10尺を袋から出していると、温厚な紳士がダックスフンドを連れて登場。これにはビックリ。ウチの子供等とダブらせてしまった。この方、丁重な挨拶ののち隣に入釣。

釣行記写真
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通算1,000枚目の新べら君。

さて、お隣に入釣した方の亊。竿を入れた途端バタバタと釣り上げ始めた。とても上手だ。何でも、新べらを釣りに、先週末は精進湖へ行き、来週も豊英へ行くらしい。名付けて新べら名人(お気に触ったらお許し下さい)。
大台のつもりで竿を短くしたのは誤りだった様だ。浮子の動きは微少になり、八時四十分迄で5枚に終わる。そして大台の夢も消えた。
大台は諦めたが、まだ中台は有る。中台を求めて14尺に戻す。戻した途端は景気良く釣れるも、竜頭蛇尾。十時十分迄で10枚。こんな釣りでも良いのだが、隣の新べら名人があまりにも釣るので、またも竿替え。今度は18尺。替えた途端に釣れ出した。ひとつ、ふたつ、みっつと三連荘。ここで一気に波が押し寄せて来るかと思いきや、残念でした。来ませんでした。しかし、きょうに限っては来なくてもいい。この好天気に釣りが出来ているのだから・・・・・。

きょうの景色はヤケに新鮮だ。久々に見る満水の風景が、そうさせているのだろうか。竿を放り出して、お弁当を食べたり、写真を撮ったり、番頭さんの釣りを見に行ったりで、まったりと長閑な時を過ごす。

そして、再び、新べら名人の亊。 釣りも上手だけど、お話も面白かった。富士五湖、芦ノ湖、豊英湖の事。大洋ホエールスに川崎球場。それから歌い手のYさんの亊。釣りも沢山教えていただいた。底釣りの方が、魚が安心して採餌をするので、根掛かりのリスクは有るが釣り易い事。新べらは小さい魚信の方がヒット率が高い事。また、大名人のホームページも見ておられるそうで、ポイントが紹介された後は混雑するとの事。等・・・・。
そんな新べら名人が納竿されたのは十四時二十分。釣果は大漁の120枚。自分はと云うと50枚。しかし、この方が来た時、既に10枚釣っていたので同時間では3倍の差。そこで、最後に何故3倍も差が有ったのかを伺ってみた。答は「魚信の取り方だ」と、言い残して帰路につかれた。楽しい時間でした。ありがとうございました。
十四時三十分から十五時迄。教えていただいた魚信であわせてみた。するとドドドドドッと30分で10枚釣れた。わかった様なわからなかった様な・・・・。兎に角釣れた。う~ん。難しい。お仕舞い。


後 記

新べらに助けられての釣果だった。
出出し好調だったのに、竿を替えたのは、魚が餌落ち前目盛りのムズッで釣れてしまうので、トップをなじませてのツンで釣りたかった為だ。しかし、新べら名人に教わった魚信の取り方は、出出しの時の魚信の取り方だったから、竿を替える必要は無かったのかもしれない。ちょっと几帳面に美徳を求め過ぎたか・・・・・・。

やはり、初心者のお嬢さんの釣果には遠く及ばなかった。面目ない。それでも60枚の釣果には大満足。それと、隣の入釣者にも恵まれ、四方山話をしながらの時間は楽しかった。
前々回の反省から、ムキに成って釣ろうとしても釣技が伴わないので、「天気晴朗景色良し。」こんな環境で浮子を眺めて過ごせただけで、きょうは何も言う事は無い。


釣果 14尺グルテンセット10枚(06:25-07:00)。
10尺グルテンセット5枚(07:15-08:40)。
14尺グルテンセット10枚(08:50-10:20)。
18尺グルテンセット35枚(10:30-15:00)。

合計 60枚。
6寸8分~8寸。 平均 7寸3分。


釣行記写真
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朝の猫内橋方面。
靄が残り、空にはトンビが飛行している。

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満水の桟橋から下流方面を望む。

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ともゑ桟橋から豚小屋下を望む。

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今回の入釣場所。
写真中央の荷が有るところ。


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